眠りが浅い原因を知り改善策を知る

日本人の約20%が不眠に関する悩みを持っていると言われています。

今回のコラムでは、眠りが浅くなる原因と改善策について解説します。

眠りが浅い3つの原因とは?

まず、眠りを浅くしてしまう原因を3つ紹介します。

カフェインやアルコールの摂取

1杯のコーヒーには約4時間の覚醒作用があると言われていますので、夕食後に飲むべきではありません。

アルコールが引き起こす眠気は一時的なもので、それ以外の時間は代謝に使われます。アルコールが代謝されている間はノンレム睡眠に入ることができません。

ストレスや不安

ストレスや悩みを抱えていると、自律神経のバランスが乱れ、脳を興奮させる交感神経が過敏に反応してしまいます。

昼間に働くべき交感神経が夜間にも活発に活動してしまうため、結果的に睡眠が浅くなってしまうのです。

夜間のスマホやPCの使用

スマホやPCから放たれるブルーライトを浴び続けると、脳が昼間であると錯覚し活動を始めてしまいます。

これは、ブルーライトが睡眠に必要なメラトニンという成分を減らす働きを持つことが原因です。

眠りが浅い人の3つの改善策

続いて、ノンレム睡眠の時間を増やすための3つの改善策について解説します。

寝室の環境を整える

心地よい眠りを作り出すには寝室の環境づくりは欠かせません。

一般的に人間が安眠できる温度は23〜28度、湿度は50〜60度と言われています。

外からの光が入ってくる場合はカーテンを閉め、騒音が気になる場合は睡眠用の耳栓を着用しましょう。

自分にとって理想的な環境を整えることが大切です。

寝る前の習慣を改める

就寝前のアルコールやカフェインの摂取はもちろん、食事や運動なども控えましょう。

寝る直前に食事をとってしまうと、睡眠中も消化活動が続いてしまうため深い眠りを得ることができません。

軽いストレッチ程度の運動ならよいですが、体温を上げてしまうほどの運動もノンレム睡眠を妨げてしまいます。

病院で診てもらう

いびきや不眠がひどい場合は、医療機関で医師に相談することもひとつの方法です。

睡眠時無呼吸症候群や不眠症と診断されることもあるでしょう。

ひとりで悩まず、第三者の意見を聴くことも大切ですね。

眠りが浅くなる原因を理解して改善していこう

ノンレム睡眠を阻害してしまう原因を理解すれば、適切な改善策を知ることができます。

今回紹介した原因に心当たりがある方は、しっかり対策をとって深い眠りを手に入れましょう!