眠りが浅いと身心にどう影響するの?
日本人の5人に一人は不眠の悩みを抱えているといわれています。
今回のコラムでは、浅い眠りが与える身心への影響について解説します。
疲れがとれない
眠りが浅いと身体が休まらないため、朝になっても肉体疲労が回復しづらくなります。
疲れが残ったままだと気力も出ず、日常生活に悪影響を及ぼすでしょう。
集中力や記憶力が低下する
眠りが浅いことにより日中つねに眠気が残り、集中力や記憶力が低下してしまいます。
注意も散漫になってしまうので、仕事でのうっかりミスの原因になってしまうでしょう。
うつ病のリスクが高まる
不眠症とうつ病には関係性があり、浅い眠りをつづけていくと慢性的なうつ状態になってしまう可能性があります。
免疫力が低下する
眠りが浅いと睡眠中に作られる免疫や成長ホルモンの量が低下し、さまざまな病気にかかりやすくなってしまいます。
同時に、病気が回復しづらくなるため治りにくく、さらに不眠を誘発する悪循環に陥る可能性があります。
精神的に不安定になる
眠りが浅いと精神の働きにも悪影響を及ぼし、気分が落ち込みやすくなります。
また、つねにイライラしてしまうため神経が過敏になり、精神的にも不安定な状態が続くでしょう。
頭痛や肩こりの原因になる
睡眠不足によるストレスはさまざまなかたちで人体に影響を与えます。
慢性的な頭痛や肩こり、胃腸の違和感や吐き気などを感じたら、浅い眠りが関係を疑いましょう。
血圧に悪影響を与える
人間の血圧は睡眠中に下がることによって1日のバランスを保っています。
眠りが浅くなることで夜間の血圧調整がうまくいかなくなり、翌日も血圧が上がったままになってしまいます。
生活習慣病の原因になる
睡眠不足による血圧の上昇が続くことにより、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因になる可能性があります。
免疫力が低下するため病気が進行しやすくなりますので、早めの治療が必要になるでしょう。
眠りが浅いと身心に悪影響を及ぼします
睡眠不足が身心に与える影響を8つ紹介しましたが、あなたに当てはまるものはありましたか?
ひとつひとつの症状が軽いため、放っておいてしまいがちな睡眠不足ですが、知らずしらずのうちに生活習慣病のリスクを高める可能性もあります。
眠りが浅く、疲れがなかなかとれないと感じている方は、この機会に生活習慣をや睡眠環境を改善して、少しづつ深い眠りを増やしていきましょう。